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理学療法士による身体活動研究チャンネル。医学に関する専門的な知識を動画を使い説明しています。解剖、運動、生理学はテキストで勉強するよりもビジュアルを通して学んだ方が記憶にのこるのではないかと思い、学生時代からこの活動を始めました。今後は臨床で感じた新たなニーズを等身大で表現していきたいと思います。※身体の活動には個人差があります。ご心配な方はお近くの医療施設にご相談下さい。

2012年8月3日金曜日

TOTOが販売する尿流量測定装置



TOTOが販売する「フロースカイ」は便器に通常に排尿するだけで、尿流量や尿量を測定できる尿流量測定装置です。

 Q. “これは病院の泌尿器科でおしっこの出方を測定する装置です。前立腺肥大、下部尿路障害などの排尿器尿障害を測定する時におしっこの出方を診断し、それを測定する装置です。もう一つの使い方としては、入院病棟で患者の一日の尿量を測定して、水分のinとout を管理しているので、おしっこの量を測定することも可能です。”

TOTO独自の原理を用いて便器に排尿された尿量の変化を後ろのセンサーで測定し、排尿による水位変化を尿流率や尿量に換算して測定を行います。

Q. “泌尿器科で尿の出方を測定する装置は、殆ど海外の製品です。原理的にはロートの上で排尿すると、下で天秤で重さを量ります。それを時間で割ると速度がでるという原理です。海外の製品は重さをみます。従来の物は必ず測定した尿をどこかに捨てにいかないといけません。必ずどなたかの手が尿に触れる可能性が出てきます。”

入院病棟用の尿量測定装置ではバーコードやQRコードを使用し、患者認証を行い、独自の管理システムである「尿流量管理くん」というソフトを使い、排尿回数や排尿量の測定を管理することが可能です。

Q. “この製品は患者様が便器に座り、おしっこをすをするだけで、尿の量が分かりますので、尿に触れることがありません。ですから、入院病棟で使うときも患者や看護士が尿に触れません。現在、よく言われている院内感染は排尿感染の可能性もあると言われています。これを使うことによって防ぐことができます。また、これを使うだけで、尿の量や尿の動きが分かるという、よそではない製品です。”


価格は1セット198万円です。TOTOはマイナーチェンジを行いながら、尿の比重が測れるような機能を追加していきたいと考えています。

 TOTOが販売する尿流量測定装置
http://jp.diginfo.tv/v/12-0140-n-jp.php

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