2011年6月13日月曜日

【解剖学】仙骨神経叢 Plexus Sacralis : 身体活動研究



仙骨神経叢
仙骨神経叢:下肢後面、下腿前面
L4~S5の分岐からなり、骨盤の後壁を大坐骨孔にむかって走る強大な神経叢である。筋枝を外寛骨筋・大腿屈筋・下腿および足のすべての筋・会陰筋に与え、皮枝を陰部・大腿の後側・下腿および足・外陰部の皮膚に送る。
坐骨神経
上殿神経:梨状筋の上で大坐骨孔を通って殿部の深層に出て、中殿筋・小殿筋・大腿筋膜張筋に分布する。

下殿神経:梨状筋の下で大坐骨孔から殿部の深層に出て、大殿筋に分布する。
脛骨神経、総腓骨神経
坐骨神経:人体中最大の神経で、ペン軸ほどの太さがあり、末梢までの長さは1m以上もある。梨状筋の下で下殿神経とともに大坐骨孔をでて、大殿筋と大腿二頭筋の長頭とに覆われて大腿の後側に下り、筋枝をすべての大腿屈筋群に与えたのち、膝窩のやや上方で総腓骨神経と脛骨神経とに分がれる。
下肢ー後面
脛骨神経の支配する筋肉
脛骨神経:総腓骨神経から内側に分かれて膝窩の中央を下行し、下腿の後側の深層(ヒラメ筋と後脛骨筋との間)を後脛骨動脈と並んで下り、内果の後で内側足底神経および外側足底神経となって足底に行く。その経過中に筋枝を下腿の屈筋と足底の諸筋に、皮枝を下腿の後面と足底の皮膚に送る。
下腿の前面
深腓骨神経、浅腓骨神経
深腓骨神経:腓骨上端の外側で、長腓骨筋と長指伸筋との起始部を貫いて下腿前側の深部に出て、前脛骨動脈と並んで下り、足背部に行く。その経過中に筋枝を下腿の伸筋群と足背の諸筋とに与え、皮枝を足背の一部に送る。

浅腓骨神経:深腓骨神経の外側で下腿の表層を下って足背に行く。筋枝を腓骨筋に、皮枝を足背の皮膚に与える。

編集後記
今回は腰神経叢と仙骨神経叢を大まかに一緒に作る予定でした。しかし、まだ足りませんが、一つ一つ支配する筋を作っていくと膨大な量になってしまうため、二回に分けることにしました。
時間があれば3D素材を制作して、立体的に表現したいのですが、今の作業時間を考えると難しいものがあります。

出来るだけ、これから始まる臨床実習に繋がる動画を作りたいと考えています。

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