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理学療法士による身体活動研究チャンネル。医学に関する専門的な知識を動画を使い説明しています。解剖、運動、生理学はテキストで勉強するよりもビジュアルを通して学んだ方が記憶にのこるのではないかと思い、学生時代からこの活動を始めました。今後は臨床で感じた新たなニーズを等身大で表現していきたいと思います。※身体の活動には個人差があります。ご心配な方はお近くの医療施設にご相談下さい。

2014年12月31日水曜日

肩甲上腕リズム Scapulohumeral Rhythm:理学療法士による身体活動研究

どうもみなさんこんにちは、今日は肩甲上腕リズムについてお話したいと思います。 
肩甲上腕リズムとは肩関節を外転する際の、肩関節(肩甲上腕関節)と肩甲骨の上方回旋運動の角度変化の関係を言います。

 それでは詳しくみてみましょう。 


肩関節を90°外転すると肩甲胸郭関節が30°上方回旋し肩甲上腕関節が60°外転します。180°外転すると肩甲胸郭関節が60°が上方回旋し肩甲上腕関節が120°外転します。 この運動を肩甲上腕リズムといい2:1比率で行われます。

つまり肩関節の外転180°というのは肩甲上腕関節のみでは不可能であるため、肩甲骨と胸郭の機能的な関節が連動しているということです。

 肩関節が外転90°以上になると上腕骨は外旋し、上腕骨大結節が肩峰突起の下面をすり抜けます。 

当たり前のように行っている肩関節の外転運動ですが、複雑な関節運動が組み合わせれて起こっているのがわかります。

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2014年12月21日日曜日

梨状筋 Piriformis Muscle:理学療法士による身体活動研究


どうもみなさんこんにちは、今日は梨状筋についてお話したいと思います。

梨状筋は股関節を外旋する深層の筋肉で、外旋6筋の1つです。
それではみてみましょう。


梨状筋は仙骨の前面(一部腸骨)から大腿骨大転子に付着しています。
支配神経は仙骨神経叢です。




股関節の外旋、外転、伸展に働きます。





この他の外旋6筋としては内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋、上双子筋、下双子筋があり、これらが共に股関節の外旋筋群として働きます。

それではまた。

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2014年12月9日火曜日

関節運動の仕組み Structure of the joint exercise:理学療法士による身体活動研究

 どうもみなさんこんにちは今日は関節運動の仕組みについてお話したいと思います。

まず、関節運動で一番大事なことは、筋肉が収縮することによっておこるという点です。

例として膝関節の屈曲運動をみてみましょう。

まず膝を曲げようという意志が働き神経が興奮します。この興奮によっりハムストリングスが収縮します。ハムストリングが収縮することにより膝関節屈曲という関節運動が起こります。この逆に膝関節を伸ばすためには大腿四頭筋が収縮します。


肘関節では曲げるのには上腕二頭筋、伸ばすためには上腕三頭筋が中心となり働きます。

円滑な関節運動をおこなうためには主動作筋の筋力が維持されていることも大事ですが拮抗する筋肉の伸張性や関節自体のクリアランスが保たれていることがとても大事になってきます。





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2014年11月16日日曜日

回旋筋腱板 Rotator cuff : 理学療法士による身体活動研究



今日は肩の筋肉、ローテーター・カフについてお話したいと思います。別名回旋筋腱板とも言います。


まず、ローテーターカフは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋の末端の腱によって構成されています。

棘上筋、棘下筋、小円筋の腱は上腕骨頭の大結節に停止し、肩甲下筋は小結節に停止します。


肩関節は肩甲骨関節窩と上腕骨頭によって構成されています。

肩関節は可動性を主体とした関節なので、骨頭の大きさに比べて関節窩がきわめて小さく3:1の比で構成されています。ローテーターカフが上腕骨頭を関節窩に引きつけ、関節を安定させるのにも役だっています。

その他には関節窩の深さを補うための関節唇や靱帯が肩関節の力学的弱点を補強していると言えます。


今回はずっと制作していたいと思っていた肩関節に関する動画を制作しました。今まで幾度となく取り組んでは止めて、いた動画を作成することができました。これを機に肩関節に関する動画を幾つか作りたいと思っています。

いつもお世話になっている佐志先生の「肩関節のMRI」は肩に関する基礎知識が沢山つまっています。MRIの読撮など関係無しにとても勉強になりますので、是非お手にとってみて下さい。イラストも沢山あり、イメージしやすいです。



参考文献
佐志隆士, 井樋栄二, 他著: 肩関節の MRI.東京:メジ カルビュー; 2000 改訂第2版.
中村 隆一 (著), 斎藤 宏 (著), 長崎 浩 (著) :基礎運動学 第6版





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2014年11月3日月曜日

呼吸器の解剖学 Respiratory organs:理学療法士による身体活動研究

まず、気道は上下にわかれます。

上気道は鼻腔、咽頭、喉頭からなり、下気道は気管、気管支、肺で構成されています。


さらに細かくみると、葉気管支(ようきかんし)、区域気管支、細気管支、終末細気管支、呼吸細気管支、肺胞管、肺胞に至ります。肺胞の全表面積は82㎡もあります。

前面に気管、後方には食道があります。食道は頸椎の6、7番の高さで咽頭に連なります。

左右の気管支はTH46(7)で分岐し、右は約25°、左は心臓があるため約3545°となり、角度のない右の気管支に異物が入りやすくなります。


また左は心臓があるため、容積もやや小さく右の肺と左の肺の容積比は8:7です。







横隔膜の運動はこちらです。


2014年7月15日火曜日

PT・OT・STの働き方・学び方発見サイトPOST

先日、PT・OT・STの働き方・学び方発見サイトPOSTよりインタビューを受けました。





自分自身、社会人経験を経てPTになったので、このようなサイトが活性化することは、多くの人に新たな可能性を示せるのではないかと思います。

運営されている方もPTの今井俊太先生で多様な視点を持っていられる方でした。これからはPT+αというのはスタンダードになってくるかもしれません。というかなってますかね。


社会人経験を経てからのPTだからできることや、学生からの現役PTだからできることは沢山あると感じた時間でした。

最近、新たな拠点の立ち上げなどで自分の時間を作れていなかったので、もっといろいと出来るなと実感した時間でした。

インタビューの写真をみて思ったのは、老けたなと感じました。。。