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理学療法士による身体活動研究チャンネル。医学に関する専門的な知識を動画を使い説明しています。解剖、運動、生理学はテキストで勉強するよりもビジュアルを通して学んだ方が記憶にのこるのではないかと思い、学生時代からこの活動を始めました。今後は臨床で感じた新たなニーズを等身大で表現していきたいと思います。※身体の活動には個人差があります。ご心配な方はお近くの医療施設にご相談下さい。

2013年5月9日木曜日

筋収縮形態 Type of muscle contraction: 理学療法士による身体活動研究



筋収縮を大きく分けると求心性収縮、遠心性収縮、等尺性収縮に分けられます。

まずは一番イメージし易い求心性収縮です。
求心性収縮とは筋肉の起始部と停止部が近づいていく収縮のことです。

収縮力が抵抗よりも大きい場合をさします。
例えばダンベルを胸に近づける運動をした場合の上腕二頭筋は求心性収縮をしています。

この収縮とは逆の状態を遠心性収縮と言います。
遠心性収縮とは筋の起始部と停止部が遠ざかっていく状態です。
抵抗が収縮力よりお大きい場合をさします。
例えばダンベルを置く際の上腕二頭筋は収縮しながら起始と停止が遠ざかっているので、遠心性収縮をしています。この場合ゆっくりダンベルを置けば置くほど遠心性収縮の負荷は強いと言えます。

筋力トレーニングを行う際に効果的な負荷を掛けられるのは遠心性収縮と言われています。しかし、遠心性収縮は外力や負荷が筋力よりも大きいため、筋力を損傷している場合や著しく筋力が低下している場合には注意が必要です。

この2つの収縮とは違い起始部、停止部の位置が変わらずに筋肉が収縮している状態を等尺性収縮と言います。一定位置にダンベルを止めておく場合、上腕二頭筋や上腕三頭筋、腕の筋肉は 等尺性の収縮をしていると言えます。

リハビリではトレーニングの意図により収縮形態を選んで行う必要があります。


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